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『文学部唯野教授』

 

会員さんが面白いと言っていたので読んでみた

『文学部唯野教授』 筒井康隆

かなり笑える小説です。

前職が大学図書館に勤務していて、今でも文学部の先生と交流があるので、

「こんなことあるんですか?」と聞いてみたいと思っています(笑)

 

話は、某大学の英文学科、唯野先生の周囲の先生との攻防についてと、

唯野先生の講義によって構成されています。

大学の教授といっても、ヒラの教授である唯野先生は恩師の先生や周りの先生の

顔色を伺いながら先生業を続けていきたいと思っています。

ところが、唯野先生には、もう一つの顔、小説家として、ペンネームを使い小説を発表しています。

アカデミックな大学では、小説をはじめ、マスコミに掲載される文章などというものは、

大学教授たるものが書くべきではないという空気に包まれています。

ところが、小説が文学賞を受賞することになり・・・。

 

先生同士の攻防(?)がかなり誇張されて書かれているのが読んでいて面白いところです。

一転、講義の内容「文学批評」は、人を食ったような表現でまくしたてるように、しゃべっていますが、

文学批評って興味深いなと思わせてくれる内容です(知らないことが多すぎてついてはいけませんでしたが)。

 

医学部の教授たちの争い『白い巨頭』のような深刻さがないのは、筒井康隆が書くからなのか、

文学部に深刻さがないからなのかは分からないのですが・・・。