新しいビジネス「タスク管理パートナー」

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スペースで新しく生まれたサービスは、「タスク管理パートナー」というサービスです。

フリーランスや経営者、管理職の方などに向けて、モチベーションを維持し、目的を達成するサービスを提供しています。タスク管理のGTDを基本にサービスを行っています。

具体的なサービス内容は毎日の通話と週1回の週次レビューをSkypeを使って行います。

目標達成のための行動や、モチベーションの維持を自分一人で管理することを潔く諦めて、人に依頼することで仕事のパフォーマンスを高く(あるいは低くならないように)維持しながら進めるというものです。

詳細はホームページをご覧ください:http://tmp.bizlibrary.info/

タスク管理パートナーが生まれたきっかけ

私は、もともといろんな人から相談は受ける方ですが、以前より、会員さんの相談にも乗っています(公私問わず、ほぼ聞いているだけです)。

また、会員さんとの雑談も割合多い方でしょう。オープン中はずっといること、忙しくしていないこと、他人の話を聞くことが好きなことなどが要因かと思います。

そんな中で会員の大石さんより、仕事の進め方について10年以上考えていて・・・という話が雑談から出てきました。

締め切りのある仕事をなかなか余裕をもって取り組めない。いつも締め切り間際で慌ててしまう自分がいる。

そして、締め切りのない個人的にやりたいことができない。

これらを改善するために、秘書を雇おうと考えたり、家族に協力してもらおうかと考えたりしてきたが、なかなか上手くいかない。

そこで、こんなサービスがあったらいいのにという、タスク管理パートナーの元になるアイデアを聞いたのです。

私はとりあえず何でもやってみようという行動力はあるので、じゃあ、早速やってみましょうというところから始まりました。

私自身がタスク管理というものを似たようなことしかしたことがなかったので、まずは双方でタスクを管理しながら、そのうち私がパートナーとなって大石のタスクを管理していくという方法を1年くらい続け、サービスをオープンしました。

プレオープンの時期には改善を重ね、オープンに至り、おかげさまでお客さまにも恵まれています。

私が通話を担当、大石がサイト運営、企画を担当しています。

私は、もともとがおせっかいな性格で、他人の役に立ちたいと思っていて、毎日の通話で直にお客様に接することができ、その反応を知ることができる。

天職に近いサービスだと思っています。

コワーキンスペースの運営者の多くは、

  • 企業の一部門
  • 既に他に職業を持っている人

です。

私のように個人でスペースの運営だけでスタートしたという人はなかなかいないと思います。

スペースだけで黒字を出すのが難しいからですが、起業当初はあまりそういうことも考えていませんでした。

スペース運営以外何もしていなかったというのもあるいはスペースで生まれたビジネスに私が関与するに至った理由かもしれません。

もちろん、すべてがうまくいっているわけではない

タスク管理パートナーのサービスが生まれる前にもいろいろとチャレンジしていましたが、なかなか形になりませんでした。

中には、「人のために」と思って行ったことが、結局「安くて便利に使える人」としかならなかったこともありましたし、時間だけかかってしまったり・・・そういう失敗を繰り返しながら、新しいビジネスが生まれました。

一番最初にやってみようと行動したことは、Kindleの出版代行。

もともと、会員の足立さんより、Kindleで電子出版ができるので一緒に出さないかという話がありました。

なぜ一緒にかというと、双方で監視、編集を行えたらということでした。こういう締め切りのないことって結局なかなか進まずに中断してしまうことが多いものです。

一人だと難しいことも二人ならできるのでは?ということです。

紙の本を出版することが夢の一つの私にとっては、それは形は違えど出版に変わりはありません。それで、やってみようという話になり、二人とも無事出版できました。

その経験を活かして、他の方の出版を手伝ったらどうかという話になりました。

ホームページも作りましたが、こちらはなかなかお客様獲得とまではいきません。

Kindle Unlimitedを契約されている方は以下の本が無料で読めます。
*現在停止しています(2019年12月)

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会員さんのお仕事のお手伝いもしています。

依頼されたことを正確に行います。言われたことだけをするので、ビジネスが生まれたというのではありません。

ただ、もともと事務作業は得意なので、粛々とこなしています。

そして、今回のタスク管理パートナーです。

ここでようやくお客さんができ、売り上げがあがるようになりました。

もちろん、会員さん同士でもお仕事の発注、紹介などがあっています。新しいビジネスが生まれたらいいなと思ってる反面、そんな面白いことなら私も加わりたいと思っています。

他人事ではなく、自分事に

図書館に勤務していた時に、図書館運営に対して疑問が生まれ、もっと違った形の図書館は作れないかと考え、ビズライブラリーを作りました。

多くの公共図書館では、ビジネスマンと呼ばれる層の利用が少ないと感じたので、利用しない層に図書館を利用してもらいたいと考え、以下のようにお仕事に使えるようにしました。

  • お仕事の場所として使える
  • 仕事の資格のための勉強場所として使える
  • 起業したい、したばかりという方も無理のない金額で使える

そういうビジネスマンの集まる場所を作りたいと考え、また、起業したいという方の支援もしたかったのです。

一部の公共図書館では、ビジネス支援サービスを資料の提供をもって行っていますが、もっと違う支援の形はないかと考えていました。

図書館に勤務して感じたことは、ビジネスに興味があるか、人に興味があるか、そういうことが多くの司書にはなかったのです。

それは、商工会議所や創業塾にも感じていたのかもしれません。

起業の際、私は誰かが用意したプログラムをこなすとかではなく、話を聞いてくれる人が欲しかったのです。友達でもなく、コンサルタントなど大げさでなく、ただ考えをまとめるために聞いてほしいと思っていました。

そこで、私が欲しかったサービスもビズライブラリーでは提供しています。

起業・仕事の悩みを聴きます

自分が起業して感じたことは、起業はいろんなリスクを自分で引き受けることであり、それはある意味大変なことです。そのことを応援するという立場だけでいいのかという思いがある時から生まれました。

スペースを立ち上げたときにビジネス支援をしたいと思ったのですが、それは、お客さんのビジネスの手伝いだったり、お客さん同士が意気投合して新しいビジネスを立ち上げるイメージです。

そこには、私はお手伝いする人であり、新しいビジネスの立ち上げを喜んでいる人です。これでは、私が図書館や創業塾に感じていたことと変わりはないのです(実際に相談はしていないのであくまで想像で私の偏見も含みます)。

他人が頑張ったことをこのスペースでビジネスが生まれました、すごいでしょう、と。それはそれでいいのですが、私自身が腑に落ちないのです。

それは、起業して大変だと感じる部分もあったからです。

私の中のビジネス支援は、私がしっかりと話を聞いて、お客さんに考えをまとめてもらうという後方支援的な立場か、しっかりと自分も関わって責任を共有する、というどちらかだと考え始めました。

そういうふうに考えだしてから、会員さんより「一緒にやらないか」という声が私にかかるようになり、いろんなお手伝いをしていました。

ビジネスパートナーと上手くいかないという話は枚挙にいとまがないほど聞く話だそうですが、じゃあ、どういう人と一緒にビジネスをしたいかと考えた時に、少なくとも自分だったらこんな人と一緒に仕事がしたいという人に自分がなっている必要はあるのではないでしょうか。

自分の中でその軸のようなものができた時に声をかけられるようになってきたのは偶然ではないと思っています。

コワーキングスペースはいろんな方が利用する場所であり、その中でビジネスも生まれる可能性も秘めていますが、それを他人事として眺めるのも悪くはないのですが、ビジネスが生まれたよとまずスペースの運営者がやってみるのも面白いことだと感じています。

こちらは、このビジネスの発案者、大石のブログです。

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