2016年に書いたブログに加筆、修正しています。

集客ってどうしたらいいんだろう?

起業するときには本当にわかりませんでした。

分からないなりに動いた結果、どういうことをしたかというと・・・

  1. 知り合いにメールをする、直接話す
  2. 交流会など、人の集まるところに行く
  3. facebook 、Twitter、アメブロなど無料でできる、自分が知ってるツールを使って宣伝する
  4. ショップカードを作って、知り合いのお店においてもらう
  5. 新聞、雑誌などの媒体にプレスリリースのようなものを送る

それぐらいしか知らなかったので、出来る方法で宣伝をしました。

ビズライブラリーを作った2012年当時はコワーキングスペースも私設図書館というのもほぼなく(私設図書館は今でもあまりありませんが)、取材に来てもらったり、例えば飲食店だったらインフルエンサーのような方にももちろん来てもらえることはありませんでした。さらに、人脈を持った人なども知らず本当に一からのスタートでした。

職種によって違うと思いますが、そんな私が経験してきた方法をお伝えします。

*集客方法1はこちらをご覧ください。

2年目からは、ホームぺージで集客

知り合いを会員さんに、という方法が変わったのは2年目です。

この頃には、自分で勉強してホームページをワードプレスで作ってみました。

会員さんの中には、ビズライブラリーが低価格でサービスを提供してくれるからといろいろとしてくださる方がありました。

パンフレットやロゴのデザインをしてくださったり、ホームページについていろいろ教えてくださったり、差し入れをしてもらったり。ホームページについても、アドバイスをいただいたおかげで、ホームページからの集客ができるようになりました。

それまでは、ホームページで集客をと言っているけど、できていない人を見てきたのでホームページで集客というやり方が眉唾だったのですが、きちんと考えて作ると集客ができるということを体験することができました。

ここからは、知り合いではない、いろんな方に来ていただけるようになり、やはり、ホームページの力は大きい!と感じ、同時にホームページを作るときに何が大事かも学びました。

ホームページを作るときに感じた大事なこと

  • ホームページで何をしたいのかを考えておくこと
  • 自分でも勉強すること

何をしたいか分かっているからホームページを作るのに何を言っているのかと思うかもしれませんが、案外このことをきちんと考えずにお願いしていることが多いように感じました。

「何となくあったほうがいいと思って」など。

知らない人にも来てほしいと宣伝を目的にするのと、今までの業績をまとめておいて知り合いに見てもらいたいというのでは作り方も違う・・・というようなことが分かったのも最近です。

何となく、ホームページあったほうがいいかな~という認識でお願いすると、作ってくれる人や会社が自分の考えややりたいことを引き出して形にしてくれるという、いい人やいい会社に当たればいいけどという運頼みの状況に。

また、コンセプトがはっきりしていても「こんな感じ」と自分の中のイメージを口頭だけで相手に理解してもらうのは難しいもの。どうしたらきちんと伝わるか、ホームページを作る人たちがどういう風に伝えてもらったら仕事がしやすいかを理解しておくとより良いものができます。

せっかくお金を出すならきちんと考えて、きちんと伝えたほうがいいですよね。

そのためにも自分も勉強しておくことでより満足できるホームページができると感じました。

私は、このホームページはほぼ自分で作りましたが、Webデザイナーの会員さんに直してもらっています。ビズライブラリーのことも良く知っている会員さんだったので、そのまま投げちゃいましたが(笑)

3年目からは、集客できる仕事にフォーカスするためにいろんなことをやめました

名刺を配る時間を減らした

交流会や各種イベントに行く回数はだんだん少なくなりました。

交流会やイベント自体はお客さまを増やす場所として効果的な場です。ただ、それよりもホームページをきちんと作ることでスペースについて知ってもらうほうがお客さまにつながりやすいと感じました。

職種によります。

ビズライブラリーは、基本的には毎月会費をいただく仕組みでした。

とりあえず1回行ってみよう、という場所ではないだけに、少しハードルが高めです。なので、入会前の不安を取り除く意味でもホームページの充実を意識して行っていきました。

直接会うことは、私の人となりを知ってもらえるという利点がありますが、運営者が誰かというのと同じくらい心配に思うのがスペースの雰囲気なのでしょう。

それを説明するのはなかなか難しいのと、交流会やイベントの時間では少し時間が短いかもしれないと思っていました。

イベント、セミナー開催は限定的に

オープン当初から、イベントやセミナーを多く開催してきました。

目的はイベントやセミナーを主催する人、参加してくれた方が会員になってくれることです。でも、何年かやっていると気が付きました。

イベントやセミナーに参加する人のほとんどは会員になることはありませんでした。

このころになると常時使ってくださる会員さんが増えてきたこともあり、主催はビズライブラリーもしくは、会員さん限定としました。

最初の頃は会員でない方にも主催をしてもらって、集客、宣伝を手伝っていました。面白い経験でしたが、仕事として考えると時間と手間だけかかっていることだったのでサービスとしては提供できなくなりました。

たくさんのイベントをしたからいろいろと見えましたが、スペースの広さ、会員さんの使いやすさ、集客などを考慮した結果、イベントの数は少なくしていきました。

アメブロをやめました

この頃にはアメブロを止めました。

無料で利用できるものはなんでも利用しようと、ホームページ(サーバー代、ドメイン代は必要)、Twitter、Facebookページ、アメブロとやっていました。

アメブロでは宣伝効果は低いと感じ止めることにしました(2年やって、効果は、勉強会参加者が1名、会員になってくれた方が1名)。ビズライブラリーを利用してくださる方とアメブロを閲覧する方とが違うということが分かったのです。お客さまは誰か、ということを考えた結果です。

集客のためと思って始めたアメブロでは結局効果はなかったのに、止めるのはとても勇気が要りました。

とりあえず始めるというのもいい面もありますが、やはりもう少し考えてから始めるようにしたほうがいいなあと思った出来事でした。

無料の見学をやめて、1日利用料として実際に利用してもらうようにしました

見学は無料だと思い込んでいたので、1年目は無料にしていたところ、タダで休憩するところにされたり、遊びにくるという人が結構いて、時間ばかり無駄に取られるということが続き、見学の方には1日利用料として料金をいただくようにしました。そうすると、そういう人たちは一気にいなくなりました。集客や仕事に集中できるようになり、会員になることを検討している人しか来なくなり、これは最初から料金を取るべきだったと思っています。

ショップカードを置く効果は?

ショップカードも何店舗かおいてもらいましたが、全く効果がなく、止めることにしました。

見学に来られたり、会員になっていただく方にはどうやってビズライブラリーを知ったかお聞きしますが、一度もショップカードからというのはありませんでした。

3年ほど継続したと思いますが、こちらはきっぱりと止めました。

効果を測ること、効果がなかったことをやめる決断は大切

何でもそうですが、自分がやったことがどれだけ効果があるかを測れる範囲で測るというのは大事です。効果を考えて、その方法を継続するかどうか、始める前に決めておくと止める判断も速やかにできると思います。

とりあえず動くことはできるけれども継続できなかったり、効果を考えなかったりしていました。要はやったことで満足してしまう。

それではダメだなという至極当たり前のことを学んだのです。

当たり前って難しいですね。

結局

  • スペース外に出かけて名刺を配る時間
  • イベント開催を限定
  • アメブロの更新をやめる
  • ショップカードの作成、配布をやめる

これらの時間を会員さんへのサービスや集客のために使うようになりました。

やることを減らすことにより、時間を作ることも集客方法の一つとして挙げておきます。

集客のポイントは、ホームページとやるべきことに集中すること

今は、同じ状況で集客を続けています。

私のように、人脈、お金もなかった人間でも4周年を迎えられたのは、良い会員さんに恵まれたこととホームページの力が大きかったと思っています。

私は図書館司書として図書館に勤務していたため本が身近にあったので、割合よく読んでいました。なので、集客の方法やビジネスについての本もある程度読んだのですが、読んだだけでした。何も活かせていなかったので、読書は娯楽でしかなかったのです。

私がここに書いたことも読んでくださった方はどこかで見たことがあること、聞いたことがあることだと思います。

もし、それでも集客ができていないと感じていたら、運やその時の状況が大きいことではありますが、集客をしているか、集客の方法を知っているか、理解するまでに至っていないか、実行するまでに至っていないかということになります。

考えるというのは本当に難しいことです。

それでも少しだけそういう時間を作ってぜひ考えてそれぞれの答えを見つけ、行動してもらえたらいいなと思っています。←自分へ向けての言葉でもあります。

業種や職種にもよると思いますが、参考になれば幸いです。