2014年12月に始めたスカイプ英会話のレッスン、気が付いたら30000分、500時間もレッスンを受講していました。
多いようにも思いますが、1日24時間に換算すると、約20日。意外に短い。
はじめたきっかけはこちらから → 運営日記~話題のスカイプ英会話の感想は?~
今回は、毎日レッスンを受け続けた、気持ちの変化や英語を学ぶ姿勢の変化など、変化していった経緯を書いてみます(英語の上達については今回は書きません)。

始めた時の状況

学生の時は英語の授業の内容についていけず、中間、期末テストの範囲だけ適当に乗り切り、大学受験の際は英語が不要な試験を受け合格。という英語を避け続けた生活でした。

さらに私は日本の文化や伝統芸能が大好き。一生日本から出ないので英語は不要とその後は全く勉強もしませんでした。それなのに外国の方と知り合う機会は多かったのですが、皆さん日本語が流暢なので日本語でOK。

そんな私が、2014年に一人でイギリスに旅行、しかも個人旅行で行くことになりました。
友人がロンドンに住んでいること、別の友人が半年ロンドンに留学するということで、これはチャンスと思い切って行ってきました。

その時に、英語を話せないことでたくさん残念な思いをしたので、ここから一念発起、英語を勉強しようと思い立ち、スカイプでの英会話レッスンを開始しました。

最初の最初

もうまったく何も話せない状態なので、私が外国の方と話すことで「日本の恥さらしでは?」「日本の教育レベルが疑われるのではないか」とお前は何の日本代表か、と聞きたくなるような心配ばかりしていました。

背中を押してくれたのは、当時準備をしていたタスク管理パートナーのサービス。これがなければおそらく始められなかったと思っています。

思い切って始めたところ、そういう全く話せない生徒に対してどういう対応をしたら良いかということを先生方もよく知っていること、そして私自身の対策として「相手にしゃべってもらうこと」「教材を使うこと」ということでレッスンは何とか進みました!

3カ月後ぐらいにある先生から「最初は何を言ってるのかさっぱりわからなかったよ」と言われました。意思疎通、ある程度できていると思っていたのですが(笑)
この時は楽しいという気持ちだけで継続していて、この状態が1年ほど続きました。

10000分を過ぎるころ

この頃になると、せっかくなんだし、レッスンも受けっぱなし、やりっぱなしではなく予習、復習とか、勉強をした方がいいんじゃないだろうかと思うようになりました。

先生がレッスン後にレッスンで勉強した文章や単語を「レッスンノート」というものに書いてくれているのも、まったく見ないのも申しわけないとも思っていたのです(約1年放置していましたが)。

そうなんです、私はかなりの期間、レッスンしか受けなかったのです。1分ですら予習も復習も何もしなかった。

もったいないですよね、でも結果これで良かったと思っています。頑張って、張り切って勉強をしていたらたぶんこんなに継続できなかった。

結局、もっと自分の意思を伝えるためには文法も理解したほうがいいし、語彙ももっと必要だしということが分かったのが、10000分を過ぎたあたりでした。

15000分を過ぎるころ

TOEICの試験を受けてみたら?という先生からの勧めがあり、今のレベルを測るのにちょうどいいから(勉強せずに)受けようと思っていました。
そのことを別の先生に話したところ「それはとてもいいことですね、私たちもTOEICの勉強を手伝いますよ」と言われ「あ~、まあ(気が向いたら)勉強しますわ」みたいに適当に答えていたら、ちょうど誕生日のレッスンで「誕生日に嘘ついちゃだめですよ」と言われてしまい(笑)。

とりあえず、試験までのレッスン時間をTOEICの教材を使い試験対策をしました。

改めて文法を勉強すると確かに、ちゃんと伝えるには文法の勉強も必要だなと思うわけですね。

学校の授業で習った記憶が少しずつ思い出されて、中学校、高校と6年間イヤイヤでもやってきたことは大事だったんだなと思ったり。

この頃に、先生に勧められて文法の本『English Grammar in Use』を購入。少しずつ取り組み始めました。

この頃には、レッスン以外でも英語を話してみたいと思うようになり、英会話カフェや国際交流のイベントに参加するようになりました。行ってみたいと思えるようになったのは大きな進歩です。

20000分を過ぎるころ

レッスン時間と実力の違いに悩む日々でした。

20000分もレッスンを受けているとさぞ話せるようになったのでは、みたいに周囲に思われるのと自分が全然話せないのとそのギャップで落ち込む感じでした。

無駄にレッスンの時間ばかり重ねているのではと思うことも多かったのですが、レッスン自体は楽しいので継続。楽しいだけじゃダメかなあと思いながら続けてました。

この頃には先生に勧められて、こちらのサイトを毎日読むようになりました。

Breaking News English

25000分を過ぎるころ

一つの成果として、ビズライブラリーのホームページに英語のページを作りました。

英語の情報を追加しました

他のホームページから適当にコピペしてつなげたらできるだろうと思っていたところ、なかなかそう上手くはいかないということが分かり、数年放置していたのですが、このタイミングでようやくアップすることができました。
また、先生以外の人と話したいという欲求が強くなってきました。
お金を払って話してもらう、ではなく間違えたら嫌な顔や変な顔をされたり、コミュニケーションがうまくいかなければ話が中断してしまう、または、ものすごく盛り上がるなどという当たり前の反応がある場所で鍛えてみたいと思うようになってきたところです。

この頃に、レッスンでカラオケの話がでて、「歌ってみて」と言われたので「じゃあ、練習しておくわ」と安請け合いをして英語の歌を練習するようになりました。これが意外に楽しく、毎日1曲は家で歌っています(^^♪

また、知り合いから教えてもらったこちらのサイトも読むように。

6 Minute English

30000分レッスンをしてみて

私の英語の目的は旅行の際に英語を話したいこと、そしてイギリス在住の友人のご主人(英語圏の方)にきちんとお礼を言うことです(友人宅に宿泊した1週間、ご主人がずっと美味しい晩ご飯を作ってくれたので)。

仕事が目的という人からすると、曖昧な目的です。

以前にある人から「目的のない勉強をしても上達しない」(この方にとって、仕事や研究でないと目的とは言わない)と言われたのがずっと引っかかっていました。30000分レッスンを受講してみて、この考えは一理はあるけど一理だけだと言えます。

目的があると確かに勉強はします。上達も必要に応じて早いはずです。でも、仕事で必要だから、研究で必要だからという目的がなくなったときにはそれは終わりになってしまう。外部からの目的以外の自発的な目的もあるとよりいいのかなと思っています。

30000分までたどり着いて思うのが、はじめた動機が曖昧でも、目的があやふやでも継続していれば必ず上達するということ。

そして継続しているうちにいろんな目的ができてくること。なので、目的のない勉強もまたいいものだと言いたいのです。継続出来たことで自信がついたのだと思います。

スペースも外国の方が利用してくれるようになり、正確には伝わらなくても伝えたいという気持ちをちゃんと言葉にできるようになったのを見た会員さんから「物怖じしませんよね」と言われました。

きっとこれが最大の効果だったように思います。

始める前に「日本の恥さらしでは」と戦々恐々としていた時とは別人ですね(#^^#)

周りの人がなんと言おうと、やってみたいということはやってみる。続ける。

英会話カフェや国際交流の場に行ってみると思うように話せないことも度々あり落ち込みますが、オンラインの英会話で先生に褒めてもらって自信を取り戻すという繰り返しです。

英会話も何となく始めてみたいけど、やっぱり一歩が踏み出せない。

がんばって一歩を踏み出したのに継続できないということであれば、タスク管理パートナーのサービスもご利用ください。