『プランB』 ジョン・マリンズ+ランディ・コミサー
アントレプレナー講座の講師より借りて読みました。
最初に起業や新事業を考えたときのアイデアをプランAとした場合、プランAが成功する可能性が極めて低い。
そこで、プランAで失敗したことや、経験を生かして、新たなプラン、プランBがビジネスの面において有効であるということが、世界的に成功した企業を例にとって、説明されています。
各章の終わりには、まとめが書いてあり、とても読みやすい本です。
まとめだけ読んで参考にしてもよいと思います。
第1章のまとめ:発明より改善を。
第2章のまとめ:仮説の検証がプランBへの道。
第3章のまとめ:買う人がいなければ、会社は生き残れない。
第4章のまとめ:事業を継続するには粗利を大切に。
第5章のまとめ:諸費等の見直しを!
第6章のまとめ:キャッシュフローは事業の生命線。
第7章のまとめ:初期投資は少なく。
第8章のまとめ:各章の要素を組み合わせて、全体として有意性を出す。
ちなみに、プランAが成功しないのなら、最初からプランBを見越して計画を立てたらいいという考えはダメだそうです。
プランAをしっかり考えて(ここで成功することもある)、実践・試行錯誤した人だけがプランBを思いつける切符を手に入れられるそう(確実ではない)。
いつでも一生懸命に頑張らなきゃ、ということですね。
この本を読んで、こういう考え方もあるのかと知ることはできます。
「ずばり、できればあなたにも世の中を変えてほしいと思っている。」
と著者は願っているようですが、どうも、学校の先生の説明のようにも思えます。
著者自ら起業家でもあるようですが、苦労がなかったのか、訳が不適切なのか、世界的企業の例ばかりでピンとこないのか、私の読み方が足りないのか、
これを読んで実践したいというところまではいかなかったです。