『モンスター』百田尚樹
今、話題の百田さんの本、『永遠の0』
に続き2冊目です。
モンスターとまで呼ばれた醜く生まれた女性が、整形により、美しくなっていく話です。
「綺麗になってどうしたいんだ?」という問いに答えられなかった主人公。
その答えを見つけたときから・・・。
美人になっていく過程での女性の心理、男性の心理がなるほど、と思うものばかりです。
男性の行動、視線、話の内容、女性同士のおしゃべり、美人に起こる出来事・・・。
小説を読んでいるだけですが、現実でも観察してみよう、試してみたいなと思うことが多かったです。
「私は戦って美しさを手に入れた。だから私は「美」の価値を知っている。
せっかく美しく生まれながら、その価値を知らずに生きている女がどれほど多いことか」
現代は、「カワイイ」の認識がとても広くなっているので、誰でも可愛くなれると思っています。
努力しない美人より、努力した美人でない女子のほうが可愛いのです。
私も努力しました。メイクも習って、フィニッシングスクールにも行って、
ヘアスタイルにも手を抜かず、ファッションも・・・。
でもある日、その先には何があるのかと考えてみました。まさに、綺麗になって何をしたいのかです。
一つは、他人に与える印象。接客業をしている限り、お客様に不愉快な思いはさせたくない。
一つは、綺麗になろうとする努力が楽しい。
もう一つは、内緒です。
いろんな理由があって、女性は綺麗になりたいと思うワケです。
読みやすく、筋も面白いので、あっという間に読めますよ。
そして、世の中の男性にお願いです。
女性は褒められれば褒められるほど、綺麗になります。
どうぞ今日から、奥様や彼女を褒めてみてください。