- 「いつがいちばんだいじなときなんだろう?」
- 「だれがいちばんだいじな人なんだろう?」
- 「なにをすることがいちばんだいじなんだろう?」
絵本『3つのなぞ』について、Facebookの友達が書いていました。
この絵本ではどのように答えを出しているのか気になって、読んでみました。
物語は、主人公の男の子ニコライが「ぼくは、いい人間になりたいんだ」と思うところから始まります。
「でもそのために、なにをしたらいいのか、ちっともわからない」と仲間(動物たち)に相談します。
仲間たちはニコライのためにいろんなアドバイスをくれます。
でもやっぱりわかりません。
そこで、カメのおじいさんのレオにその答えを聞きにいきます。
レオのところに行くと、いろんなできごとがありました。
レオの畑を耕すのを手伝ったり、パンダを助けたり(倒れているパンダが可愛いんです)、そうしているうちに朝を迎えます。
ニコライの3つのなぞは果たして解けたのでしょうか?
この絵本を読んで、思ったことです。
以前に違和感を感じる人がいました。
真面目で勉強熱心、向上心もあります。言っていることもなるほどもっともだし、頑張ってお仕事もしています。
でも、感じる違和感を、言葉にするのは難しいのですが、言葉にできることは、「経験が足りない」ということかなと思います。たくさん学んで知識を得ているけれども、その知識に経験が追いついていない。
本当ならば、経験を通して知ることを学びで持って知ることで、知識として持ってはいるけれども、自分に定着していない、そんなイメージです。
もちろん、学ぶことが悪いとは思ってはいません。向上心のあることは素晴らしいと思います。
でも、ニコライくんのように、まず経験があって、その経験を知識で補ってくれるレオがいるような、そんな状況がいいのかなとふと思いました。
人間関係、心理というのは、たくさん嫌な思いをして、たくさん傷ついて、たくさん大変な思いをして、あるいは得るものなのかもとふと絵本を読んで思いました。