最近、わりとよく目にする言葉です。
- ありのままの私で
- 自分らしく生きる
- 本当の私を探して
こういう言葉を目にするたびに、「?」と思ってしまいます。
小学生の頃から、私は「面白くない人間だ」と思い、悩み続けてきました。
なぜそう思ったかというと・・・
- 気の利いたことの一つも言えない
- 発言を求められる雰囲気になるとなんと言っていいか分からない
- 仲良くなりたいと思っても、何から話したらいいか分からない
- 思っていることはあっても、それを上手く言葉にできない、言葉にしていいかが分からない
- 話のスピードについていけない
- 同級生が楽しそうに話しているのについていけない
などなど
結果、私はあまり話さない非常におとなしい子供で、楽しみは本の中にありました。
面白くないだけならいいのですが、私といることで
- 不快に思うのではないか
- 嫌なんじゃないか
と思われるんじゃないかと常に不安に思っていました。
私と過ごす時間がつまらないと思われるのではないかと恐怖もありました。
そんなことを考えていたので、人と一緒にいるときはたいてい緊張していました。
つまらないと思われないために、人が楽しそうにしていれば、自分が楽しくなくてもそれで十分でした。
中学生になっても、同じ思いを持っていました。
原因の一つは学校が楽しくなかったからだと思います。
友達と呼びたい、呼べる人がいなかったということが大きな原因です。
こんな子供時代を送っていました。
なので、とにかく考えていたことが、「どうすれば私といてイヤな時間を過ごしたと思われないか」ということでした。
こんなことをたびたび考えている小学生でした。
では、どうすれば、の解決策として考え出したことの一つが、共通点があるということです。
本をたくさん読むことで、共通の話題ができる、これも一つの方法だと知りました。
また、共通の経験というのはさらに強力な共通点となると気がつき、多くの習い事をしました。
習い事魔になった原因の一つがこのことがあったからです。
好奇心旺盛になりましたし、人からもそう思われていますが、最初のきっかけは、共通の話題が欲しくてたくさんの習い事をしました。
習い事の種類は偏りがありますが・・・。
茶道、香道、書道
ジャズダンス、クラシックバレエ、サルサ、フラメンコ、アルゼンチンタンゴ
フラワーアレンジメント、料理教室
これらは、どれも2~3年はやっていることです。
さらに、短い習い事として(半年~1年くらい)
華道、煎茶、お能、三味線、和食、着付け
フラダンス、殺陣、空手、トールペイント
アロマ、MC、フィニッシングスクール
ワークショップで1日だけの体験だと・・・
染色、ブータンの言葉とダンスを習う、ゴルフ
ベリーダンス、地唄舞、カポエイラ、乗馬
ホットヨガ、ピラティス、プリザーブドフラワー・・・
これは、聞香体験中。
香道はなかなか珍しい習い事ですね。
ちなみに志野流で習っていました。

これは、殺陣を習っていたときに出たイベントでの写真。
私自身は殺陣の実演はなく台詞のみでした。
今、外国の方に人気のようですが、皆さんもぜひ。

まあまあいろいろとやってきたほうだと思います。
ちなみに今は、スポーツジムと英会話です。
それもこれも、人が私といて、楽しかったと思ってもらえるようにというのがあるからです。
だんだん成長していく中で
つまらないと思われないように→楽しいと思ってもらえるように
という変化はありますが、私は常に相手が先にあって、自分の気持ちは後です。
コレが私の中の普通です。
それでも、意識せずに相手に不愉快な思いをさせていることは必ずあると思っています。
なので、今でも、相手の気持ちが先です。
最初に書いたこういう言葉、もちろん、こういう言葉で楽になったり、よりよく毎日が送れる人がいるのならもちろんいいと思います。
- ありのままの私で
- 自分らしく生きる
- 本当の私を探して
ただ、私は、こんな考え方はできません。
なぜかというと「自分らしく」の結果は私の場合は単なるワガママや相手のことを考えないことにつながるからです。
私と一緒にいることが楽しいと思ってもらえるように、いつもそう思って人と付き合っています。
自分ではなく、相手の気持ちを優先して。
自分らしく生きるよりも、相手のことをまず思って。
きっと子供の頃の恐怖心が今でもあるからなのでしょうね。
それでいいと今は思っています。
性格もあると思いますが、人が楽しんでいるのを見ることのほうが、自分が楽しいことよりも大切なのです。
という話を友人にしたところ、変わっていると言われました。
そうなのでしょうか?
変だと言われたのがよく分からないのですが、「書いてみたら?」と薦められたので、書いてみました。
どう思われますか?
ただ、この性格はスペースの運営には向いているのではないかと思っています。
しんどい思いも、つらい思いもいっぱいありましたが、どうすればいいかを考えながら実行してきたことは良かったのかなと思っています。
子供の頃に比べると少しは経験値が増えたので、書いても大丈夫ということで、書いてみました。
何が運営日記だ、と思われた方もいると思いますが、まあ、こんな人間が運営しているということで気になった方はお気軽にご利用ください。