アロマの学校のほうでは、気の合う友人ができて、その友人も将来サロンを持ちたいと思っていました。

仕事を辞めたいから起業したい

そこで、私のほうから「良かったら一緒にサロンをやってみない?」と声をかけました。

彼女は施術が好きで研究熱心、私はサロンの経営やアロマクラフトのほうにより興味を持っていたので、お互い、自分に足りないところを補いあえるんじゃないかと。

そこで、一緒に経営セミナーに行ったり、事業計画を立て始めました。

こういう作業ってとても楽しいんですよね。

未来はバラ色という感じです。

あるころから、友人が、施術について健康を超えて医療の話までするようになりました(これは、施術系の人に割合多く見られます)。

健康促進のための施術ではあるけれど、医療となると話は全く別ものだと私は思っています。

その頃から、本当にサロンをしたいのか、というところで悩むようになりました。

そこで、ドラッカーの勉強会に参加されていた方にお話を聞いてもらい、そのときに言われたのが「お互い一人でもやっていけるけど、それでも組むメリットがあるなら一緒にやってもいいのでは。自分にない部分を補ってもらおうという考えではダメ。」と。

確かにそうだな~と。

要は一人は怖いから、不安だから一緒にという気持ちは大きかったなと思いました。

改めて思ったのは、「仕事を辞めたいから独立したい」ではダメなんだと。

そして、毎日毎日施術をする自分をどうしてもイメージできなかったのも大きかったです。

まだお金を出してという段階ではなかったので、辞めるのは今だなと思い、友人には「勝手を言ってごめんなさい。やっぱり、サロンをやる話はなかったことに。」と言いました。

友人もまた「ペースが速すぎて、ちょっとついていけなかった。」と。

違和感を感じる部分は違っても双方何かしら感じていたのですね。

友人が大人だったこともあり、その後も彼女とは友人でいます。

その後久しぶりに会った時にも私から「あのときは振り回すだけ振り回してごめんね。」と謝ると「面白い経験ができたから」と言ってもらえました。

人を見る目は間違っていなかったのですが、目標がなくなってどうしようかと、また暗闇の中に戻された感じがしていました。

こうしておいて良かったポイント

ちなみに、そのときに相談した方に言われたことは半分は当たっているけど、半分は当たっていないなというのが今の感想です。

人に頼ろうという気持ちがあるのはダメ、でも自分ができない部分を補ってもらうことをしなければビジネスって大きくはできないと思っています。

ただ、聞いてもらえたのは良かったと思います。誰にも相談しなかったら、そのまま突っ走っていっていたかもしれません。この時に相談して良かったという気持ちから、起業やお仕事のお話を聞くサービスを行っていました。