コワーキングスペースのマナーとは

2019年に書いた記事を修正しています。

ビズライブラリーは、2012年にオープンしました。コワーキングスペースは徐々に認知されてきたら、あっという間に広まってきました。それでも始めてコワーキングスペースを使う方に向けてこんなことに注意するといいよということをご紹介します。

一番大事な事は、他人に迷惑をかけないこと

ものすごく当たり前ですが、他の会員さんに迷惑をかけない
これがもっとも大事なことです。

他の方のお仕事や勉強の邪魔をしたり、騒いだり、スペースが禁止していることをしたりなどです。

こういう事はコワーキングスペースに限らずやってはダメなことです。
では、具体的にどういうことが邪魔になったり、騒いでいると判断されたりするのでしょうか?

一つずつ書いていきます。

音で気を付ける事

音の原因になるのは、しゃべり声(電話を含む)、音楽の音、キーボードの音、スマホのアラームなどです。

電話は決まった場所で行うなどのスペースもあります。そういう場所がない場合は周囲の方に一言断ると良いでしょう。長時間になる場合やあまり聞かれたくない内容である場合は場所を移動するというのも一つの方法です。

あるコワーキングスペースを利用していた時に、周囲の方に何も言わずにけっこう長く電話で話している人がいて、周囲も何となく迷惑そうでした。

他の会員さんとの会話なども常識の範囲内での声の大きさであれば問題ないところがほとんどでしょう。ただ、話が弾んでくると笑い声が大きくなったりということもありますので、注意したいところです。あまりにもずっと話していると気になる方もいます。基本的には作業スペースに交流があるというイメージがあるといいかなと思っています。

音楽の音というのは、音漏れがほとんどです。ビズライブラリーでは、気になる場合はお声がけしていました。

キーボードや電卓の音というのはたいてい気になる対象ではありませんが、机が揺れるくらいキーボードを強く打たれる場合は振動が気になりますので、注意したいところです。ただ、キーボードのタイプはクセになっていて注意をしても改善は難しかったようなので、席を移動したり、席を離したりするのが、現実的な解決策になります。
同じようなことで言うと、消しゴムを使う場合です。手書きで何かをされている方が近くにいる場合は配慮されるとより良いです。

飲食で気を付ける事

たいていのコワーキングスペースは飲食が可能です。
気になるのは、音と匂いです。

カップラーメンなど匂いが強いものを食べる時は事前に周囲に配慮が必要です。食事に近い時間などは飯テロになっちゃうので、気を付けたいところです。
もちろん、周囲の方が気にならないようであれば召し上がって問題ないです。

咀嚼音なども人によっては気になるので、十分に気を付けたいところです。

音や匂いは人によって感覚が本当に違うので、自分が大丈夫と思って安心してはいけません。いつも以上に配慮されることをおすすめします。特に咀嚼音は、気になっていてもなかなか言いにくかったので流している音楽の音を大きくしたりなどして対応していました。

私は電車の中に匂いの強い温かいご飯(551の豚まんやマクドなど)を持っている人がいても全く気にならない(羨ましいとは思います)のですが、前職の同僚の数人がそれを信じられないと言っていたのを聞いて、世の中の一定数の人がそう思うと知ってから、電車を利用するときには買わなくなりました。
「私」は気にならないのですが、やはり気になるという人がいる時は配慮をしたいものです。

匂いで気を付ける事

これは本当に難しいです。
他人からは注意しにくいことなので、自分や家族などで十分に気を付けたほうがいい項目です。

スメルハラスメントなんていう言葉もあります。
本人にできることは、まず気が付くこと、次にできるケアをすることです。
ビズライブラリーでは画像のスプレーを置いていました。

人に会う前には、にんにくなどの強い匂いの食品を控えるようにするなども大事です。
コワーキングスペースは長時間同じ場所で利用される方が多いです。強い匂いのある食品は美味しくて大好きですが、私はほぼ口にはしていません。会員さまが気になることはできるだけ排除しておこうという気持ちからです。

また、春~秋ごろにかけては、汗の匂いなども気にしておいた方がいいでしょう。気を遣ってくださる会員さまの中には、お預かりしている箱に、着替えを置かれている会員さまもいらっしゃいました。

ちなみに私は香水が好きなのですが、スペースには男性が多く、男性は香水の香りを好まない方もいるのを知って香水をつけることは諦めました。

タバコなども注意です。喫煙者は気が付かないので十分な配慮があると良いかと思います。

一度、かなり足の匂いが気になる会員さまがいて、最初は別の会員さまに苦情を言われて気が付いたのですが、状況によっては頭痛のするレベルの匂いでした。私も始めてのことでかなり驚いたのですが、ここまでだと、時期に他の会員さんにも迷惑がかかると思い、「みんなで気を付けましょう」と失礼のないようにかなり考えてから言葉を選んで話しました。

狭い空間だったからこその問題であったかもしれませんが、匂いは本当に難しいなと感じた出来事でした。

交流で気を付ける事

コワーキングスペースを利用する際に大きな利点となる他の会員さまとの出会い。でもこちらもお互い気持ちよく過ごすために守ったほうがよいことがあります。

相手が迷惑に思うような頻度や長さでおしゃべりをし続けるというようなことになってしまったら大変です。
ビズライブラリーでは、基本的にチェックして、お声がけさせてもらっていました。
また、女性の会員さんへの対応は男性の皆さんは注意したほうが良い場合もあります。

私が席を外している時などに、快適に過ごせるように配慮してくださる会員さまが多くいらっしゃるのは、私はとても助かっていました。

こういう傾向のある人は注意です。

・何かを教えてもらいたい人(長くなるようだったら、時間を決めて質問するのをおすすめします)
・話し相手を探している人(基本は作業スペースであるという認識をお忘れなく)

一般的なマナーと特に変わったことはなかったかと思います。
コワーキングスペースも他のいろんなスペースと同じようにご利用されると気持ちよく利用できると思います。

また、何か困った時はすぐにスタッフに相談するのがいいでしょう。お使いのスペースが解決に向けて動いてくれるスペースであればいいなと思っています。