なんだかんだで、また転職の必要が出てきて、転職活動をするにあたり、とりあえず図書館も応募しました。
図書館勤務を希望して就職したという方もいらっしゃいますが、私自身は、司書になる気はありませんでした。
1度目も、2度目も。職を探していて、一つの候補として受けて、決まったから行こうという程度です。
なかなか転職先が決まらなくて、就職活動にも疲れてきたので図書館でもまあいいかという気持ちでした。
1度目の公共図書館では、多くの公務員に対し諦めの気持ちを持ったので、二度と公共図書館には勤めないと思っていたのですが、今回は大学図書館。
アカデミックなレファレンス(調査)ができるかもと期待して入りました。
目次
不満を感じる前に、自分がどう生きたいのかを考えるのは大事
ここでまず感じたのは、給料が安いということです。
仕事量に対しては十分でしたが、現実問題としていつもカツカツ。
図書館は2度とも非正規でしたが、1度目は給料は正職員と変わらずあったので、贅沢さえしなければ問題ありませんでした。
大学図書館勤務中は、本当にお金がなかったので、ここで始めて何とかしないとな~、副業でもできないかなという気持ちが湧いてきたのです。
副業をするにあたり、土日祝日で時間給がいいアルバイトはないかと最初に探し始めました。
ただ、何となく乗り気になれずに考えて思いついたのがMCでした。MCとは、司会業のことです。
もともと私は人前で話すのが大の苦手で、人前で話したことで後悔したこともあったので、何とかしたいと思っていました。
つまり、話す技術を身に付け、ついでにそれが副業になったらいいなという下心も持ちつつ、MCの学校に行き始めました。
読んでいただいている皆さんの想像通りというか、MCの世界もそんなに甘くはないんですよね。
学校を1度変えて、1年半程度で副業への道はあきらめました。
ひとつはもう若くなかったこと、そして何よりの原因の才能がなかったこと。
こうしておいて良かったポイント
ま、下心のほうは成就しませんでしたが、お金払って勉強した甲斐もあり「素人にしては上手い」と言われるようにまではなりました。
図書館で行われるイベントの司会、その後、独立してからの勉強会の講師やゼミでの授業などでは非常に役立っていると感じています。
MCの学校に費やしたお金は目に見える形では戻ってきませんでしたが、この習い事はやっていて本当に良かったと思いました。
後悔していた思いも、きちんと清算することができたのも準備していたからできたことでした。
回数を重ねればある程度上手くなりますが、そのような機会が少ない方はぜひ話す訓練をしておくことはお薦めします。
この頃読んでいた本
公共図書館のときは、利用者の好みにも合わせて本を読んでいましたが、池波正太郎ははまってしまいました。
何を読んでも面白いですが、『鬼平犯科帳』を。
ある雑誌に掲載されていたのですが、出典があいまいで、約10年かけて出会えた本です。会えて良かった本です。『あらためて教養とは』
フェミニストの人たちを理解できた本。
どうしてもテレビに出てくる方の印象が強くて、フェミニストってと思っていた偏見が取れ、かつ読み物としても参考になることがたくさんありました。
『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』
自己啓発本オタクだった私も100冊近く読むと、書いてあること一緒だな~と思っていたのですが、これは、自己啓発の古典。やはり残るものはいいものです。
『人を動かす』
こちらは、女性版の自己啓発本の古典と思っています。
『しあわせの花束』
MCの学校で紹介された本。図書館にもありましたが、興味がないと見えないものです。
『日本語発音アクセント辞典』
この頃、新書にはまりました。通勤の際に読みやすかったので。
中でも、講談社の現代新書がタイトルだけいい詐欺でなく、内容も充実していました。