2016年に書いたブログを加筆、修正しています。
ビズライブラリーは、オープンして5年目になります。
独立前は図書館(雇用形態は非正規の常勤)に勤務していました。
図書館関係者をお客様にということも考えてなく、人脈を増やそうと交流会や勉強会などに行っていましたが、交流会や勉強会では知り合いはできましたが、残念ながら私は人脈は作れませんでした。
オープンした当時は、宣伝費用をかけるほど余裕はありませんでしたし、そもそもどうしていいかが分かりませんでした。雑誌や新聞媒体にプレスリリースのようなものを送ってみましたが、どこからも反応はありませんでした。
ビルの1室(1階ではない)で始めたので、通りがかりの方が利用するということもない立地です。
事前に告知らしいこともできておらず、SNSもやっておらず、人脈もなく、人脈を持った人も知らず・・・という何もかもない状態からのスタートでした。
そんな私が5年目を迎えられた、集客方法をお伝えします。
目次
オープンから1年の間は知り合いを中心に集客
最初はほとんどの知り合いにオープンのお知らせメールを100名ほどの方にお送りしました。
そんな中から最初に会員さんになってもらったのは、知り合い4名、交流会で出会った方1名でした。
その後、交流会で出会った方に紹介してもらった方が入会してくれたり、勉強会で出会った方が入会してくれたり。
最初は知り合いと知り合いの紹介がほとんどです。
オープンと同時に始めたFacebookページを見てという方も1名(その後FBページからの反応はありません)。Twitterとアメブロも始めました(アメブロから会員さんになってくれた方も1名)。
その後も知り合いを中心に1年目は会員さんが増えました。
とりあえずお知らせすることは大事
起業直後にいろんな方にこんなこと始めたよ、というお知らせをメールとお会いして話しました。
メールやお知らせは直後には反応や効果はなくても、1年ぐらい経ってから、必要になったから利用したいと言ってくださる方もありましたので、とりあえずお知らせしておくことは有効だなと感じました。
DMを送り続けたりするともちろん嫌がられますが、最初のお知らせぐらいは大目に見てもらえるのかなと思っています。私の基準ですが。
オープン後は、この人が!という方に会員になってもらったりして、予測は難しかったです。
また、1年くらいは「今日も誰も来なかったな~」という日は週に1回はありました。
自分のアイデアを文章にするのが難しかった
現在、コワーキング図書館と名乗っています。
最初は、仕事をする人たちに役立つ場所が図書館でも作れるはずという思いから、自分がこんな図書館にしようと考えた形態が、コワーキングスペースの形態とほぼ同じでした。
今でこそ、コワーキングスペースというスペースをいろんな方が知るようになり、説明する際にも使用していますが、私がスペースをオープンした2012年はほぼ知られていませんでした。私も知りませんでしたが、既に私が考えていたスペース(≒ コワーキンスペース)があったんですね。
調査不足から存在を知らなかったため、自分で考えた図書館(≒ コワーキンスペース)のアイデアを話していましたが、なかなか伝わりませんでした。
会員制の図書館、有料の図書館と言う導入部分から怪訝な顔をされたものです。
他人に分かりやすく説明することは難しいことですね。
いろんな人と交流するときに、分かりやすく説明できるようにしておくことも大事だなと思ったものです。
イベントをたくさん開催しました
宣伝も兼ねて、イベントもたくさん行いました。
毎週3~4日は行っていました。
講師業をしたいという方にスペースを借りていただき、開催してもらっていました。
こちらも2年くらいは力を入れていましたが、イベントやセミナーは現在はほとんど行っていません。
こちらは次回に書きたいと思います。
交流の場に参加することも有効
起業~1年くらいは、交流会にも不定期に参加していました。
知り合いからお客さんを得る場合は、職種にもよりますが、知り合いが多ければ多いほど確率が上がるので、ある程度有効だと感じました。
ただ、現在はこちらから行動して交流を求めることはほとんどなくなりました。
この話も次回に書きます。
起業後にあればいいもの
目立つところに店舗を持つ、マスコミなど媒体にとりあげてもらう、宣伝費にお金をかけられるなど、金銭的に余裕がある方以外は、独立前の人脈がやはり大事です。
小さく始めた場合、以下のどれかがあると、仕事がスムーズに始められると思いました。
- 独立前に培った人脈からお客さんや仕事を得る
- 軌道に乗るまでに時間(=金銭)の余裕がある
- 勤務しているときに、生活できるだけの副業を持っておく
- SNSなどで潜在顧客を得ておく
- 人脈のある知り合いを作っておく
私にはどれもなかったのです。
何もなくても、考えてなくても、何とかなりましたが、誰にもおすすめできません。
タイミングや運が良かったのだと思います。
起業について聞かれるときは、できれば副業である程度生活できる基盤を作ってから起業をするようおすすめしています。
自分を追い込んで・・・という方法もありますが、他人にはおすすめはしません。他人事ではありますが、無責任なことを言いたくないからです。
金銭的余裕はあったほうがいい
なかなか金銭的に余裕がなかったことで失敗したのは、毅然とした態度が取れず、いろいろと押し切られたことでしょうか。
例えば
- 金額や内容に関わらず目の前の現金が欲しくて仕事を受けてしまい、人によっては、安く使えて便利と思われてしまった
- 宣伝になるだろうという建前などで、無茶苦茶な使われ方をする
など。
私自身の性格と金銭的余裕のなさから、気持ちの余裕を持てませんでした。
仕事の本質も依頼してくる人の性質も分からず、目の前の現金欲しさに受けてしまったこともあります。
最初から毅然とした態度で臨めば、いろいろと思い煩うこともなかったのですが。全部自分が未熟だったから起こったことです。金銭的余裕があれば、こんなことはなかったと思うこともありました。
もしくは、実際に余裕はなくても本質を見失うことがなければ大丈夫だと思います。
そんなこんなでいろんな思いや経験を繰り返して1年が過ぎました。
2年目からは集客方法が変わったので、そちらについても書いてみたいと思います。