起業しようと思ったことには、いろんな事情や心情が含まれるので、私の子どもの頃から始めます。
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自営業よりサラリーマン
私の実家は自営業をしており、廃業するまで他人を雇ったことはなく、家族のみで仕事をしていました。
自宅兼事務所で自宅には、お客さんからの電話も鳴れば来客もよくありました。
必然的に私は小学生の頃から電話も取れば、お客さんにお茶を出すということもやっていました。
それが当たり前に育ったので、そのこと自体がイヤだとか、面倒くさいとかそういうことは思ったことはありませんでした。
中学生くらいになると、よく父親から「誰がお客さんになるか分からないんだから誰に対しても対応よくしなさい」と言われ、その頃には、自営業ってイヤだなという認識を持ちました。
24時間落ち着かないし(自宅兼事務所という環境)、人に嫌な態度できないしなど、思春期というのもあったのでしょうが自営業という働き方はしたくないと思っていました。
高校生、大学生と特に何も考えることなく過ごしていました。ただ、大学で図書館司書の資格を取得したので、漠然と図書館で働いているんじゃないかと考えていました。
好かれるお客さんとは、お店の人のことを少しでも考えている人
ちなみに両親の実家は特に商売をしていたわけではありませんが、母はいつも「商売をしている人に迷惑をかけてはダメ」ということを言っていました。
例えば、ケーキ屋さんに行った時にでも、一つ購入するにも箱代や紙代、対応する時間があるのだから、最低2つは買いなさいと。
例えとしては賛否あるかもしれませんが、繰り返し言われてきたので変えることも難しいですが、変える必要もないと考えています。
こうしておけば良かったポイント
働くということを間近で見て育ってきましたが、お金を稼ぐということがどういうことか全くわかっていませんでした。
働く姿だけでは、ビジネスというものは分からないものです。今になって思う事はやはり子供のころからビジネスの知識を子供にも分かるように話すというのは大事なことだということです。
将来起業なんてしないだろうから必要ないとかそんなことは関係なく、働いてお金を得るというのはどういうことかというのをじっくり話しておくことは有意義なことです。
賢い子供は自分で考えられると思いますが、そうではなかった私は単純に知らないから選択できなかったということがたくさんあったのです。両親も知らなかったことも多かったと思いますが、自分の知っている、あるいは実際に行っている仕事の説明でもいいのです。子供と一緒に仕事の話をすることで子供の可能性を広げることができます。