さあ、これでもう後には引けない状態だと自分を追い込み、「有料の図書館をオープンしたい」と交流会などでも話すようにしていました。
余計なことを言ってもいいことはない
ここで、結構びっくりしたのは、頼んでも聞いてもいないのに、俄かコンサルタントになる人たち。あ~だ、こ~だと言われました。
自分で一から考えるビジネスモデルなので、自分自身の中で曖昧なことも多く、聴く人も「?」と思うことも多かったと思うのですが、
「うまくいくわけない」
「無理」
などの否定的なことばかり言われました。初対面の人にも。
ちなみに、俄かコンサルタントの方々にはいろいろとアドバイスいただきましたが、何も覚えていないし、誰に言われたかも覚えていません。
私は、基本的には、誰からか質問されたりしないといろいろと言わないタイプ。この経験から、アドバイスを求められたら話すけど、基本的には何も言わない、をさらに徹底するようになったと思います。大きなお世話は何も相手に届かないのです。
人に話していたのは、言葉にすると実現するということはある程度信じているから。言っちゃったし、という気持ちも働くのかもしれません。
それでも、「いいね!」とか、「できるよ!」とか言われないとなかなか落ち込むものです。
一度だけ「面白いね」と言ってもらえたのはとても嬉しかったです。
でも、誰に何を言われようがやりたいと思っていたので、やるしかないと。
今でも思うのですが、無謀です。
- お客さんのあてもない
- お金もない
- 売上の見込みもない
カフェ併設を考えたのですが、まず第一にお金がなかったこと、そして第二に、意地があって、作りませんでした。
図書館で働いている人の中には、言い訳をする人が多いと感じていました。
- 学歴があったから
- お金があったから
- 人脈があったから
- 飲食部分があったから
などなど
だから出来たんでしょ?と。
私にはないから無理、とは絶対に言わせない、私には何もない、その私にもできたんだから、あなたも今の図書館で何かができるはず、ということだけを言いたいがために、意地を張っています。
譲れない部分でもあったので、ないない尽くしでスタートすると決めていました。
こうしておいて良かったポイント
意地だけで進めてきたことで、これはこれで良かったと思っています。この時にはそれでも図書館司書に対する希望があったからです。そして、図書館を変えたいという強い思いがあったから突き進めました。これはこれで必要な感情だったのです。
でも、他人は変わらないということもさらに年々理解できてくると、結局自分が張った意地はどこかに消えてなくなるだけなのだろうと今は思います。
図書館自体には何か貢献したいという気持ちは今も持っています。ただ、ビズライブラリーで経験を重ねていくにつれ、貢献したい内容も変わってきました。それを形にできるよう進めていきたいと思っています。