MCへの副業の道が絶たれて(と言っても、このときは深くは考えていなかった)、さあどうしようかなと思っていたところ、ある日急にアロマテラピーに興味が湧きました。
自分で勉強しようと思ったのですが何も分からないと本当にどこから手をつけていいか分からず、結局学校に行くことにしました。
学校に行くに当たって、カリキュラムを見ると、トリートメントというのがあり「別にこれはいらんな~」と思いながら、座学と同時にトリートメントも受けてみると、これが想像以上に面白かったのです。
生徒同士で交互に施術する側とされる側の役をするのですが、するほうはもちろん勉強になりますし、される側はとても気持ちよくて仕事帰りにずいぶん癒されました。
あなたの起業、ただの憧れや逃げではありませんか?
そうこうしているうちに仲良くする友人もできて、アロマにもだいぶんはまって、そうなるとこれを仕事にできないかなと考えるようになりました。
この間7,8ヶ月程度でしょうか。
まずは、求人のあるトリートメントのサロンでバイトをすることになりました。
通っていた学校の先生が言っていたのですが「いきなり仕事を辞めてサロンに入っても、自分に合う・合わないもあるし、体力がついていくか、身体を壊さないかを見るためにもまずは、今の仕事を辞めないでバイトをするように。」と。
これは、本当にもっともだと思ったので、その通りにしました。
働いてみて、施術の腕は上がりましたが、これを毎日、何時間もやる自分を想像したときにひっかかるものはありました。
それでもこのときは、仕事を辞めたいと思っていて、その一心で起業するならこれだ!と決めていました。
このアロマテラピーは、MCとは違い、学校に行った費用は以下で十分に回収できました。
- サロンで働いた
- イベント出店
- 数回のアロマ講師
- 化粧品類の手作り
しかし、サロンで働いた期間はたった3ヶ月でしたが、やはり仕事の掛け持ちは大変でした。仕事が終わって、1人か2人、休みの日には3人、4人と施術するとさすがに疲れました。
施術者が疲れているのは絶対にダメと思って気を張っていましたが、私には難しい働き方でした。
こうしておいて良かったポイント
この時の先生が言っていたことは正論だなと今も思っています。たまに起業したいと相談に来られる方がいらっしゃいますが、私も同じことを言います。
お勤めの方なら副業で始めて、少なくとも生活できるだけの金額が稼げるようになってから独立すること、これがベストです。副業ができない会社でもできることはたくさんあります。辞めなければ何もできないということはありません。
逆に、辞めなければ何もできないと思っている方は、辞めても何もできない可能性が高いのでもう一度はじめから考えましょう(そういう人を見てきたので)。
少なくともお客さんを一人獲得できてからとか、準備がある程度整ってからとか、ダメになったときにはどうするかとか考えることは会社に勤務しながらでもできます。
ちなみに、非正規だとか給料が非常に悪いとか、待遇面でどうしようもない場合はこの限りではありませんが、それでも働きながらできる準備をすることをお勧めしています。