タスク管理パートナーの仕事をしてみて、いろんなことをタスク管理していますが、その中でも片付けは分かりやすくタスク管理と相性が良いと感じています。

お部屋が片付いていない、片づけようと思っているのになかなか片付かないと思われている方は参考にしてください。

1年も終わりに近づいてきています。年末に近づくにつれ、忙しくなったり、寒くなってきますので、動きたくなくなる前に家を整理整頓しておくのはお勧めです。

整理収納アドバイザーです

数年前に片付け好きが高じて取った資格です。整理収納アドバイザーの2級を持っています。

お金を払って授業を受けると取れる資格です。

テキストはこちら『一番わかりやすい整理入門』

いちおう資格も持っていることと、子供の頃からのお片付け好き、今も片付けしていたら楽しくてしょうがないという性格の私からお片付けのアドバイスです。

片付けの基本

  1. 物の処分
  2. 残った物の整理
  3. 整理した物を維持

この3ステップです。

1,2を同時にしようとしたり、掃除と片付けを同じタイミングでやってしまうとかなり大変なのですが、やってしまいがちです。

片付けの最大のポイントは処分!

片付けの最初のステップであり、もっとも重要なことは処分です。

その後に、必要な物、自分が大切にしたい物を整理していきます。

お片付けの番組や雑誌をみてみると片付けでお困りの部屋というのは、大抵の場合、1の処分ができていないお部屋が多いように感じます。

繰り返しますが、まずは処分です。

あなたが、仮にスーツケース一つしか荷物をもっていなかったら片付ける物がないので、片付けが不要ということになります。

しかし、現実はそうではないので、部屋が片付かないという現実があるのですね。

一気にやろうと思わない

テレビの番組や雑誌の紙面ではあっという間にきれいに片付いていますが、あれは視聴者や読者に見えないところで働いている人が何人もいるはずなのであんなに早く片付くのです。

一人でやろうと思われるのであれば、ある程度の日数が必要です(プロに頼むとこの限りではないです)。

今日は洗面所、今日はキッチンの食器だけなどなるべく細かい範囲を決めて、そこだけやるということをお勧めします。

この段階で、片づけたいところをリストにします。これがタスクリストになります。

お家の中のどこを片づけたいでしょうか?

いやそもそももうどこから手を付けたらいいか分からないという方は全部の部屋をリストアップしましょう。

  • トイレ
  • 洗面所
  • 玄関
  • キッチン
  • ダイニング
  • 和室
  • 洋室

こんなところでしょうか。

面積の小さな部分から始められると挫折しにくいことと達成感も得やすいです。

大事なことは整理整頓までしようと思わないことです。まずは処分だけ。

最初は処分に集中しましょう。

部屋全体の物が何となくなくなってきたら、ここで初めて、食器やクローゼット、押し入れなど扉がある部分を開けてみましょう。

ここでも一気に片づけようとはせず、食器棚の中の今日はコップ類だけ、明日はカトラリー類、など細かく分けて処分するものを決めましょう。

クローゼットも同じです。洋服全部!というと大変なので、今の季節のものだけ、バッグだけ、下着だけなどなるべく細かく分けます。

こうすると場所にもよりますが、1回15分以下で終わる場合は多いはず。1回の負担を少なくし、回数を多くすることで動きやすくなります。

作ったタスクリストの終わった部分には線を引くか、チェックを付けましょう。成果が目に見えることも継続したくなるポイントの一つです。

1日や2日で全部の部屋を片付けようと思わず、3カ月くらいかけるつもりで取り組んでみましょう。

お片付けタスクリストの例

  • トイレ 処分(洗剤や消臭剤など使っていないもの、古くなっているものは処分)
  • トイレ 処分(タオルや消耗品など古くなっているものは処分)
  • トイレ片付け(洗剤、タオル、トイレットペーパーなど)
  • 洗面所 家族の物をそれぞれ本人に確認
  • 洗面所 洗剤(予備も含め)確認、処分
  • 洗面所 タオル類の把握(古いものは雑巾などに)
  • 洗面所 処分
  • 洗面所 片付け
  • 玄関 処分のために家族に靴を見てもらい確認(一人〇足までと決めるのもありです)
  • 玄関 共用の物の確認(傘、スリッパなど)
  • 玄関 処分
  • 玄関 片付け

こんな感じでしょうか。お家によっても違うと思いますが、間違っても家族のものは勝手に処分してはダメですよ。

片付けが面倒な人こそ物を減らしましょう

私は片付けが大好きなのですが、今はほぼしていません。

なぜかというと物をかなり少なくしているので、片づける物がもうないのです。予想はしていましたが寂しいことですね~。なので、片づけて欲しいという方がいましたら行きますのでお声がけください。

というように、物がなければ片付けはしなくて良いのです。

片付けなんて嫌いだという人こそ物を減らすことをお勧めします。

物が少ないと管理が楽ですし、そもそも片付けなんてしなくていいのです。

ちなみに私のお洋服はオールシーズンで30着程度(下着類除く)です。この程度まで減らすと全体が一目で見渡せます。面白いと感じたのは、こんなに数を減らしてもやはり着ない服はあるのですね。

捨てずに処分する方法

使える物を処分することに抵抗のある方は多いはずです。

そんなときにはいろんなリサイクルを利用しましょう。

ネットで調べるといろいろと出てきます。新品の物や状態の良い物なら人に譲ってもいいですよね。自分が不要でもそれを欲しいと思う人も必ずいるので声だけかけるのはありです。

高く売れそうなブランド物でしたら売るのも良いでしょう。

誰かが使ってくれると思うと処分がしやすいです。

新たに入ってきた物に関しては、家に入ってきてすぐに判断することです。

例えば、結婚式の引き出物。使うと判断したらすぐに箱から出し、当日か翌日から使用を始めます。使わないなと思ったら、すぐに人に声をかけ始めるか早々に出品します。

なかなか処分が進まないとき

自分が持っているものは全部必要なものに思えます。でも、他人のものはどうでしょうか?「それ、いらないよね~」と簡単に言えるものです(人間、勝手なものですw)。

そこで、母とやっていたのが「相手が納得する言い訳ができなかったら処分」です。

例えば、草履(着物を着るときに履きます)。

私は着物を着るのですが、母のお下がりの草履を学生時代は使っていました。社会人になって新たに草履を購入し基本的にはお下がりの草履は履いていませんでした。

母「その草履はもう古いから捨てたら?」

私「いや、でも雨の日に履くから」

母「雨の日に着物なんか着ないでしょう」

私「・・・(言い訳できず)」

ということで処分。確かに、その後持っていても履く機会はなかったのであの時に処分したのは正解でした。

家族や遠慮なく言いあえる友人と一緒にやってみると案外処分が進みますよ。

特に洋服について

私はお洋服が大好きで、だいぶん購入もしました。失敗が勉強になると思っているので今までかけたお金も労力も良かったと思っていますが、今ならもう少し違う使い方もできたかなとちょっぴり思う事もあります。

価格の高いものは、やはりデザイン、色、素材、耐久性の面からも良い物の方が多く、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した10万円のコートはもう10年以上着ているので十分安い買い物だったと思っています。そしてまだ着ます。

でも、お洋服はだいたいの場合、流行もあり、好みが変わることもあり、そしてサイズが変わることもあるんですね(今回、ダイエットに成功して、MからSサイズになりました)。

なので今は、今のシーズンにたくさん着れる服をお手ごろな値段でと考えています。人の考えも変わるものですね。

洋服の数自体が少ないともれなくどの服も大活躍となります。それでも着ない服は体に合っていなかったり気に入っていなかったりなので、処分の対象になります。

女性の方は特にお洋服が増えがちだと思いますが、着る服だけを選別するとより使いやすいクローゼットになりますよ(^^)/

便利なタスク管理で、片付けが進むサービスはタスク管理パートナーで行っています。