コワーキングスペースでは交流がある、仕事にもつながるともいいますが、実際はどうでしょうか?運営していて見聞きしたことをまとめます。
目次
結論
結論から言うと、仕事につながる人もいれば、つながらない人もいます。
つながりやすい職業というのももちろんありますし、タイミングというものも大きいかと思います。
利用しているだけで仕事につながることはなかなかありません。
良いコミュニケーションを取ること、信頼できる人であること、タイミングなどなどが必要です。
これは、交流会も含めてあらゆるビジネスに関わる場所で言えることです。
仕事につながるための準備
では早速、今までビズライブラリーでお仕事を受けている方の特徴をお伝えします。
1、専門分野がある
2、コミュニケーション能力がある
3、信頼できる人である
4、ある程度の頻度でスペースを利用している
5、スペースの運営者やスタッフとの関係が良い
一つずつ説明していきます。
1、専門分野がある
まず、何をしている人かが分かるということが大事です。「あの人は何をしているんだろう?」では仕事を依頼することができませんので、何をしている人かを知ってもらうことが大事なことです。
プログラマーやウェブデザイナーなどの専門職はもちろん、事務や経費関係のお手伝いなどできることを知ってもらうということが第一歩です。
2、コミュニケーション能力がある
1の専門分野がはっきりしていても、そもそも話さなければ仕事を依頼するという流れにはなりにくいものです。
仲良くする必要はありませんが、コワーキングスペースを利用しながら、ちょっとした会話を軽くすることは大事なことです。
3、依頼する人にとって、信頼できる人である
仕事は誰にとっても大事なことです。1,2をクリアしても信頼がなければ仕事をお願いしたいとは思ってはもらえないはずです。
時間を守ることや、一方的に自分の話ばかりしたりといった態度でもその人のことがみえます。
4、ある程度の頻度でスペースを利用している
月1回ぐらいしか顔を合わせない人より、週1回くらい会う人の方が、コミュニケーションが深まるため、依頼しやすくなります。
せっかくなので、たくさん利用されるといいですね。
5、スペースの運営者やスタッフとの関係が良い
情報は運営者やスタッフに集まるものです。
特別仲良くなる必要はなく、普通に利用する、迷惑をかけないというごく普通に過ごしていれば問題はないです。
少なくとも、運営者やスタッフさんから困った人だと思われなければ良いかと思います。そのうえで、仕事を受ける準備があることを伝えておくと、運営者やスタッフから話が広がりますので、その点は上手に活用していきましょう。
そういう意味でも、運営者やスタッフがどの程度スペース運営に関わっているかを見学の際に確認しておくと良いでしょう。
ビズライブラリーをクローズしてからいくつかの”コワーキングスペース”に行きましたが、スタッフは受付業務のみだったり、交流はイベントのときだけなど割り切っているスペースがそれなりにあると感じました。通常の時に交流してこそコワーキングスペースだと思っているのでかなり違和感がありましたが、よく会員さまから「ビズライブラリーみたいに交流があるスペースは珍しい」と言われていた意味がようやくわかりました。
スペース利用の第一目的は自分のため
何を当たり前なことを・・・
と思われたかと思いますが、当たり前が当たり前に出来ていればそれが素晴らしいことです。
コワーキングスペースに行くことで、仕事につながる可能性はあるけれど、 1~5をすべて満たしていてもタイミングや業種によってはお仕事の依頼がない方もいますので、 利用の第一目的は今抱えている仕事や、取り組みたい勉強を進めやすくする環境を求める時に利用するのがおすすめです。
もちろん、お仕事を探していることを運営者やスタッフに伝えておくことも大事なことです。実はお仕事頼みたかったのに、ということもあるので、ご自身の状況はきちんと伝えたうえで楽しく利用されるとお仕事もタイミングによってはお願いされることもあります。