先日、知り合いに会ったときに本の話になりました。読んでいる本の内容を聞くと「転職について」の本だということです。

転職をしたいというわけではなく、今の職場にも満足している、でも考えておいたほうがいいかなあということでした。

私はぜひ考えることをお勧めしました。その理由を書いていきます。

違う考えを知る

同じ企業に一生勤めるということが以前ほど多くはないとしてもまだまだ多くの人が選択するであろう働き方です。

雇用の不安がなく仕事ができるというのはやはり良いことだと思っています。

同じ会社で働き続ける事のメリットはたくさんありますが、デメリットもあります。
私が考えるデメリットの一つに、付き合う人がほぼ変わらないということがあります。積極的に会社以外の人と関わらなければ定年退職するまで同じ人間関係で、退職したら家族しか話す相手がいないという状況に。
この状況でも問題ないのですが、どうしても似たような価値観の人としか付き合わなくなり、違う考え方を知らないまま働き続けることになります。

私は職場は変わっても業界が一緒だったので司書を辞め、独立してからもその時にもっていた考え方しか知りませんでした。

違う考え方を知って、世界が広がったと感じていますので多様な考え方を知るメリットは大きいと考えています。

辛い時期が来た時に余裕が持てる

職場の状況というのはたった一人の影響でも大きく変わります。特に上司が変わったときなどに感じたことがある方は多いのではないでしょうか?

職場は(自分にとって)いい人ばかりではありません。
仕事が辛いというより、人間関係が辛いという時期がくることはあるのかなと思います。そんな時に世の中には今の職場以外にも職場があると思えたり、部署の移動を考えるなど、自分の状況が変えられることを知っているというのは大きいことです。

ストレスがあまりに溜まると、そんな当たり前のことも分からなくなってしまいます。そんな時に、転職の本を読んでいると、転職という方法もあるんだという安心材料になります。

コワーキングスペースを利用する

本は手軽かつ安価に情報を仕入れられますが、実際に体感、体験することはなかなか難しい道具でもあります。

そんな時に、コワーキングスペースを利用し、違う価値観の人と出会うというのも一つの方法です。
交流会や勉強会とは違い、割合高頻度でメンバーと会い、話すことで価値観や働き方の多様性を知ることができます。

私は起業前に交流会や勉強会によく行きましたが、コワーキングスペースとは違いました。大きな違いの一つは頻度です。

コワーキングスペースはフリーランスの方が半分はいらっしゃいます(スペースによります)。その方たちの中には転職の経験がある方も多い印象です。実際にお話を気軽に聞いてみることもできます。

副業に挑戦してみるのもお勧め

今の仕事を続けながら副業をしてみようかなという時にもコワーキングスペースは便利です。
場所としてはもちろん、相談できる相手がいたり、仕事を一生懸命にしている人がいることでモチベーションもあがりますね。

もちろん、会社の規則を確認してから行ってくださいね。

人生の選択肢は一つじゃないことを知ることが大事

今の仕事の状況が良い時にも悪い時にも考えることが大事です。
私たちが選択できる道は一つではありません。
それを知っておくことが何よりも大事です。

知るためにも、実際に転職するかしないかは別にして、状況が良い時にいろんな考えを知っておくことが大事だと思っています。