ビズライブラリーを始める前に言われた言葉で「日本人は(特に関西の人は)、目に見えないサービスにお金を払うという感覚がなかったり、少なかったりするから難しいんじゃない?」と。
コワーキングスペースという言葉もまだ知られてない7年前です。
例えばコンサルタント、士業、自習室などもそうでしょうか。
スペースをオープンした当時の知り合いにまさにそういう人がいて、「何でいちいち利用するのにお金がいるのよ」と文句を言われたことを思い出しました。ちなみに最近もそういう人に出会いました。
さて、スペースを立ち上げて7年目で私はそれらの当時の知り合いを納得させる回答ができるのでしょうか?
目次
価値観の違い
私はその人たちを納得させる回答はできたとしても、お客さんになってもらうことはきっとないので、結果は「できない」ということになります。
商品でも知識でも不要な物は買わない、勉強しないというようにみんな同じく選択しているので、その方たちにとってはコワーキングスペースは、お金を出す価値のない場所というだけの話なんですね。
もちろん、例えば私も、今は車が不要なので購入することもないですし、泳ぐのは好きですが、水泳を習いに行くことはきっとないでしょう。
お金の使い方はその人の価値観が出ます。
その人にとって必要かそうではないか。
でも、私は、私が不要だと感じる物や事を買いたい、習いたいという方たちの気持ちはよく分かりますし、その物や体験の価値を提供している人も尊重したいと思っています。
興味を持ってくれる方への説明
ここからは、少しでもコワーキングスペースに興味を持ってくれる方へ、価値を感じてくれる方へ、お金を払って利用する価値はあるということをできるだけ伝えていきます。
これらが、価値観が違う方へ行う説明にもなります。納得してもらえたり、利用しようかなという気持ちになってもらえると嬉しいです。
やりたいことができる
やりたいことなんて、コワーキングスペースでなくても家でもカフェでもできると思われるでしょう。
でも、それで出来ていないあなたはいませんか?
できる理由の一つはお金を定額で支払うというプレッシャー、そして周りにも頑張っている人がいるということ。
ビズライブラリーは広くないスペースなので、よほど集中して仕事や勉強に取り組んでいる方以外は「今、何をしているんですか?」「この間のあれ、どうなりました?」などの声掛け?が自然に起こっています。
何となくやらなきゃなという雰囲気が起きやすい場所になっています。
場のエネルギーとモチベーションアップ
コワーキングスペースには、多くの場合、仕事や勉強をしている人が多いです。わずかですが、本を読まれている方やその他の方もいらっしゃいます。
例外なく言えるのは、皆さん、何かしらやりたいことがあってそれらをやるためにいらっしゃるということです。
これらのパワーは場所のエネルギーになって、それらが良い意味で満ちているので、周りにつられて集中できるということはよくあるようですし、その雰囲気にモチベーションもアップされる方は多いように感じます。
仕事や勉強以外でもOK
スペース内では、もちろんお仕事、お勉強をされている方がほとんどですが、それ以外のことをしていてももちろんOKです(他の会員さんにご迷惑でなければ)。
どんなことに興味があるか分からないからそれが見つかったらいいなという方、ご自身の考えをまとめたりする方、物作りをする方など、いろんな方がいらっしゃいます。
ご自分なりの使い方でどうぞご利用ください。
気分転換にという方ももちろんいらっしゃいます。
きっかけやチャンスがある場所
こればかりは、人によるということしかいえませんが、こういうこともあります。
チャンスを活かすコツは自分が居心地が良いと感じる場所 かなと思っています。ちなみに私自身は私がここをはじめて一番きっかけを多くつかんだという気がしています(^^)/
ですので、これからコワーキングスペースを利用しようという方は、料金、場所、営業時間などの最低条件をクリアした後は、ご自身がここいいなと思えるスペースを選んでくださいね。
そうするときっと、そのスペースで仕事や勉強が捗ったり、良い出会いがあったりとお金を払って良かったと思う事がきっとあるはずです。